2017年5月20日土曜日

姫路城の七不思議

昔のことである。私の知り合いで先祖代々姫路に住んでいる男が言っていた。
「姫路は神戸より大きいのに、なんで県庁所在地にならへんのやろ!」
彼はそのことが不満のようだった。いやいや、神戸は百万都市で姫路と比べものにならないでしょう。
「三宮駅前と比べても、姫路駅前の方が賑やかや!」
次々と不可思議なことを並べ立てる。いやいや、三宮の方が賑やかでしょう。
姫路県でも作ればいいのに・・・

姫路は何か雰囲気の違う街である。あちこちに伝承が残るが、城内に「お菊井戸」があるぐらいだから、仕方がないのかも知れない。

姫路城には七不思議がある。昔からあったらしい 。




1.播州皿屋敷
以前にも書いたが有名な話である。間者として忍び込んでいたお菊は、家宝の皿を隠されて、その責任を取らされて殺され、お菊井戸に捨てられた。以後井戸からはお菊が皿の枚数を数える声が聞こえるようになった。

2.宮本武蔵の妖怪退治
耳まで避けた口から火炎を吹く、身の丈六尺の大男の妖怪を、宮本武蔵が天守閣最上階まで追い詰めた。妖怪は武蔵を恐れて逃げて行った

3.刑部姫
昔から姫山の地主神だったが、城を建てたため居所がなくなり妖怪として現れるようになった。宮本武蔵の妖怪退治で姫の悪しき部分だけを葬り、以後は長壁明神として天守閣の最上階に住む姫路城の守り神となった。

4.傾いた天守閣
姫路城が東側へ傾いて行くという話で、昭和の大改修の時に60cmほど傾いているのが確認され土台を補強した。地盤沈下によるものらしい。

5.切腹丸(はらきりまる)
姫路城内にある「切腹丸」建物の石打棚(いしうちだな)が、検視役人の座で下の板場が切腹場、前の井戸が首洗いの井戸と言われているが、実際に切腹した記録はない。

6.千姫を襲う怨霊
千姫には、秀頼と坂崎出羽守、二人の怨霊がとりついて、子孫繁栄を阻止しているとのお告げがあり、姫路城の北西に天満宮を建て秀頼と坂崎出羽守を祀るために建てたところ、待望の姫が授かった。

7.七つ目はないようである。

その他。7つ目はないのだがその他がある。不思議である。
・姫路城でデートすると、千姫の呪いで別れることになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ストレスケア