2017年4月29日土曜日

六甲山にあるという「摩耶山史跡公園」をたずねて

摩耶山史跡公園もかなり怪しげなところらしい。霊を見たとか見なかったとか、見なかったら心霊スポットにはならない。摩耶山の南斜面にあり、ケーブルの駅から歩くとすぐに、石段の下に着くが石段がかなり長い。山登りに慣れた私でもうんざりする石段で、しかもこれを登ったら心霊スポットである。足が進まない。

摩耶山史跡公園(本堂跡)
ここはかつて摩耶山刀利天上寺のあったところだが、昭和50何年か頃に火事で全焼した。多分、タバコの火かなにかのせいだろうと書くと、喫煙者差別と言われるのだろう。しかも山頂までは奥摩耶ドライブウェイがあるが、そこから先はハイキングコースである。せいぜい1kmあるかないかだが、消防のホースは届かない。下からは車の通れる道はなく、しかも直下が長い石段である。消火作業さえできずに完全に灰になったらしい。

現在は斜面に何段かの空き地があるだけである。摩耶史跡公園というがただの野原である。南斜面で日がよくあたるせいか、明るい雰囲気で、あまり霊の気配を感じないが、少し陰に入るとさすがである。

ここでテントを張るとうるさいぐらいに霊の声が聞こえるらしいが、嬉しいことに、この日私はテントを持ってきてなかったので霊の声は確認できなかった。話によると夜も眠れないほど霊が騒ぐらしい。一晩中頭痛や吐き気などは嫌なので、ここでテントを張ることは一生ないだろう。

現在の摩耶山刀利天上寺
現在、摩耶山刀利天上寺は摩耶山横の摩耶別山に移築している。前よりかなり立派になっているが、費用はどこから出たのだろう。前は住職も常駐していなかったと思うのだが。

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